ママの妊娠中

ママの妊娠期間中は全然問題はなかったみたい。初めはすごく疲れやすかったみたいだけど、つわりは全然なかったって。妊娠12週でOSCARスキャンを受ける事にしたんだって。このスキャンはダウン症候群や、それよりもっと稀なエドワーズ症候群、パトー症候群なんかのリスクを調べるものなの。結果は確実ではないけど、その後羊水検査を受けるかどうか決める手助けになるテストなんだって(羊水検査は正確だけど多少流産の危険が伴う検査なんだって)。だからママ達はその後どうするか決めるのに、OSCARスキャンをまず受けたの。

 ママは高齢出産でハイリスクだって分かってたから、かなり心配だったみたい。でもOSCARスキャンでは、ママは3つの症候群ともかなりリスクが低いって結果が出たの。

ダウン症候群– 1,336分の1
エドワーズ症候群 – 21,375分の1
パトー症候群 –46,512分の1

このテスト結果で妊娠経過が順調だって分かって、ママ達はすっごく喜んで羊水検査はしない事にしたの。

 それから特に問題なく迎えた妊娠28週目で、ママはお医者さんに妊娠糖尿症を発症してて、とっても大きな赤ちゃんが生まれる恐れがある、って言われたの。お医者さんは早期(38-39週)に陣痛を誘発させる事を決めて、私の大きさをスキャンで調べたの。

 31週目に行ったスキャンでは特に問題は見つからなかったみたい。私がカメラの方を向いてて、私の顔の写真がばっちり撮れたってママが言ってたよ。ママはとっても嬉しくて泣いちゃったんだって。

 それから34週目にも更にスキャンで確認する事になってたんだ。その時には予定日までほんの数週間しかなくて、3週間前にはすべて問題ないって言われてたはずなのに、助産師さんが突然私の心臓に欠陥を見つけたの。ママ達はすっごいショックを受けて心配になったんだって。こんな事全然予測してなかったし、何よりかなり妊娠後期に入ってからの事だったから。それから心臓専門のお医者さんに診てもらって、私の心臓には穴が開いていて、いくつか深刻な奇形が見られるって事が分かったの。

 恐らく産まれてすぐに開心手術をする必要があって、その後も2-3週間はブリストルの小児病院で集中治療を受ける必要がある、ってお医者さんに言われたの。

 当然ママもパパも立ち直れないぐらいショックだったみたい。でもお医者さん達は、大手術になるけど恐らくちゃんと回復して、その後は完全に普通の生活が送れるようになるだろう、って言ってくれたの。ママ達はすごく心配してたけど、周りのみんながきっと大丈夫、って励ましてくれたんだ。

ママは1月16日に陣痛誘発処置を受ける予定だったんだけど、その数日前に少量の出血が見られて、念の為に入院する事になったの。その時に予定より1日早い日曜日に誘発を行う事になったんだ。私の

 誕生はすぐ間近に迫ってたんだよ!

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